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HALT

アルコール依存症からの回復には、断酒継続が必要です。その際、色んなストレスがその行く手をふさいでいます。AAのメンバー達の中では、断酒継続にはHALTに気をつけろという警句があります。この警句が行く手をふさいでいる魔手ともいえます。これは、素面で生きようとした際に、飲酒欲求が起こりやすいものが何であるかを表現したもので、飲まないでいるためにはこれらにいかに近づかないで生活するかが大切となります。

①H(hunger):空腹
空腹は、飲酒欲求に繋がりやすいからです。アルコールを断ちますと、体はアルコールが酔いのほかに果たした働き、つまり体にエネルギーを補給していたのが途絶えてしまいます。そうなると体は何とかして失われたエネルギーを補いたいという欲求が起こります。アルコールの代わりに糖分を口から補給できれば、体の欲求に答えることができます。それが出来ないとなると、アルコールで補給するように体が命令するようになり、それが強い飲酒欲求となります。ですから、空腹を放置したままにすることはスリップを誘いやすいのです。

②A(anger):怒り
怒りはストレスとしては強く、飲酒欲求につながりやすいのです。アルコール依存症者が、両親や肉親、同僚や上司、世の中に対して怒りという炎に身を焦がした時、簡単に再飲酒につながります。アルコール依存症者はACであることが多く、ためこんだ感情は簡単に燃え上がりやすく、どうしてもアルコールという炎を一時でも忘れさせるものが欲しくなる。それが飲酒欲求となるのです。

怒りという感情は、消そうとするとかえって燃え広がりやすくなるものです。怒りの感情は素直に認め、それを仲間の中で語ることによって、今まで背負ってきた大きな荷物も軽くなるでしょう。内観や回復のステップを踏む事によって、怒りそのものがなくなることも決して稀ではありません。

③L(loneliness):孤独
孤独は怒りと同様に、飲酒欲求を高めやすいものです。人は孤独であると寂しく、一般に人を求めやすくなりますし、その行動は自然とも言えます。しかし、アルコール依存症になる人たちの多くには、人との交流のしづらさを持っている人が多く、人を求めるという行為を簡単に行えないのです。ですから、人が友達とはならず、酒が友となる理由がここにはあります。
ではこの解決はどうしたらよいのでしょうか。孤独に耐えるという難行苦行を行うのではなく、同じ悩みを持った仲間のところに出かけることです。つまり、セルフヘルプ・グループに出席する事によって癒されるでしょう。出席する事によって、愛されている自分に気付き自信を取り戻したとき、一人で居る事も楽しむことができるようになります。

④T(tiredness):疲労
疲労は精神であろうと肉体から生じていようと、飲酒欲求を発生しやすいものです。アルコール依存症者は、長い人生の中でアルコールが疲れを癒す薬だと学んできている場合が多いのです。頭ではその方法は良くないと分かっていても、体が学習していて疲れるとアルコールが欲しくなるメカニズムが形成されています。それは大変強力で、意思で対抗しても難渋する場合が多いのです。少し疲れてきたと感じた場合、再飲酒の危険が迫ったと思い、何をさておいても危険から遠ざかる行動が必要です。


『追記』
"HALT"は、ドイツ語の"ストップ"という意味にあたるそうです。
それと、Linuxのコマンドで、すぐにシャットダウンする。「shutdown -h -q now」と同じ意味です。


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回復途上のアル中、小原庄助です。
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